三国志・有名な策 ベスト5【今なお語り継がれる知略の名場面】

三国志

『三国志』には、武力だけでなく知略・心理戦・外交を駆使した名策が数多く登場します。
今回はその中でも特に有名で、物語としてもインパクトが強い「策(はかりごと)」をベスト5形式で紹介します。

歴史好きはもちろん、ビジネスや人間関係のヒントとしても読める内容です。


第1位:赤壁の戦い「火計」

三国志屈指の大逆転劇が、赤壁の戦いにおける火計です。
圧倒的兵力を誇る曹操軍に対し、孫権・劉備連合軍は劣勢でした。

ここで活躍したのが周瑜と諸葛亮。
曹操軍が北方出身兵で船酔いを防ぐため船を鎖で連結している点に目をつけ、東南の風を利用して火攻めを敢行しました。

結果、曹操軍は壊滅的被害を受け、天下統一の夢は潰えます。
天候・地形・敵の心理を完璧に読み切った三国志最高峰の策と言えるでしょう。


第2位:空城の計

兵がいない状況で城門を開け放ち、琴を弾いて敵を迎えた――
それが空城の計です。

この策を用いたのは諸葛亮。
魏の名将・司馬懿は「これは罠だ」と疑い、攻撃を中止しました。

実際には城内に兵はおらず、相手の慎重さを逆手に取った究極の心理戦
成功すれば英雄、失敗すれば即死という、度胸と信用がなければ成立しない策です。


第3位:三顧の礼

戦場での策ではありませんが、人材を得るための最高の戦略が三顧の礼です。

劉備は諸葛亮を迎えるため、三度も草庵を訪ねました。
身分や立場を超えて誠意を尽くす姿勢は、諸葛亮の心を動かし、蜀の大黒柱を得ることに成功します。

「人は力ではなく、心で動かす」
この策は、現代の組織運営やリーダー論にも通じる名場面です。


第4位:七縦七擒(しちじゅうしちきん)

南方遠征で諸葛亮が用いたのが七縦七擒
反乱軍の将・孟獲を七回捕らえて七回解放するという異例の策です。

力で押さえつけるのではなく、心からの服従を引き出す――
結果、孟獲は完全に降伏し、南方は長期的に安定しました。

短期勝利より長期安定を選んだ高度な統治戦略です。


第5位:十万本の矢(草船借箭)

「十万本の矢を三日で用意せよ」
無理難題を突きつけられた諸葛亮が使ったのが草船借箭です。

霧の深い夜、藁人形を乗せた船で敵陣に接近。
放たれた矢が船に突き刺さり、戦わずして大量の矢を入手しました。

敵の攻撃を資源に変える、発想の勝利とも言える名策です。


まとめ|三国志の策は「人を読む知恵」

今回紹介した策に共通するのは、
兵の数ではなく、人の心理・状況・未来を読む力です。

三国志が今なお愛される理由は、
これらの策が現代にも通じる「知恵」として生きているからでしょう。

次に三国志を読むときは、ぜひ「この策は現代ならどう使えるか?」という視点でも楽しんでみてください。

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